柴犬にドッグフードのネイチャーズバラエティはおすすめできる?
ネイチャーズバラエティのドッグフードは、柴犬におすすめできるのか、その評価と特徴についてです。
コチラは、無添加かつグレインフリーになっているドッグフードで、栄養哲学という独自のこだわりを持っていて「犬は純粋に自然なままの食品を食べるべき」という考えを持っています。
この考え方は間違っていることでもなく、評価できると思います。
人間に犬は飼われてきたことになりますが、やはり野生に近くなると、自然のものを食べることになるからです。
考え方は正しいと思いいますけど、でも果たして愛犬(柴犬)におすすめできるのかについてまとめています。
ネイチャーズバラエティのドッグフードの特徴
ネイチャーズバラエティのドッグフードは、アメリカ産のフードで、日本の会社の株式会社プラン・ドゥとうところが正規の代理店として、他の販売店に卸していることになります。
そのためネットでもいくつかの販売店が取り扱いをしているので、気軽に手が入ると思います。
大元は「ネイチャーズバラエティペットフード社」というアメリカの会社になりますが、特徴をまとめると、このようになっています。
- 4タイプのドッグフードがある
- オメガ3とオメガ6の配合している
- プロバイオティクスが配合
- 尿路疾患の対策にも良い?
まとめると、このような感じです。
ドライタイプのドッグフードと缶詰タイプとありますが、今回は一般的になるドライタイプのドッグフードの方で評価しています。
ネイチャーズバラエティは4タイプのドッグフードがある
ネイチャーズバラエティのドッグフードにはいろいろなタイプがありますが、4タイプの特徴をチェックしてみると良いでしょう。
- インスティンクトオリジナル
- インスティンクトロウブースト
- インスティンクトヘルシーウェイト
- ンスティンクトLID「成分限定食」
- インスティンクト オリジナル
インスティンクトオリジナルはベーシックタイプとも言える商品であり、総量の74%が動物性タンパク質であることが特徴です。
残りの26%はフルーツや野菜といった原材料が配合されており、味の種類はチキンのみとなっています。
- インスティンクト ロウブースト
インスティンクトロウブーストはドライフードとフリーズドライした生肉をミックスさせた商品です。
チキンやダック、鹿肉、シニア用があります。
- インスティンクト ヘルシーウェイト
インスティンクトヘルシーウェイトはカロリーを抑えたタイプであり、太り気味の犬におすすめです。
タンパク質と脂肪分が少ないことが特徴ですが、種類はチキンのみです。
- インスティンクトLID
インスティンクトLIDは動物性タンパク質を1種類のみにした低アレルゲンのフードです。
乳製品や卵、牛肉などの原材料は使われておらず、種類はラムとターキーがあります。
ネイチャーズバラエティのドッグフードはほとんどがグレインフリーかつグルテンフリーとなっており、犬にとって最適な食事であると考えられます。
この中で柴犬におすすめというと「インスティンクトロウブースト」の鹿肉を使ったドッグフードです。
ネイチャーズバラエティはオメガ3とオメガ6の配合している
必須脂肪酸は油の中に含まれている栄養素であり、柴犬にとっても重要なものです。
犬の体内では合成できないため、食事から補っていく必要があります。
しかし、市販のフードのほとんどのドッグフードはオメガ3脂肪酸が少量しか含まれておらず、オメガ6脂肪酸のみ多く含まれているということです。
ネイチャーズバラエティのドッグフードはこの2つの必須脂肪酸がバランスよく配合されていることが特徴です。
必須脂肪酸が不足した場合、脱毛やフケ、ニキビといった皮膚トラブルが起こりやすくなるので注意しましょう。
オメガ6脂肪酸は皮膚や被毛の健康を保つ上で重要な必須脂肪酸です。
不足すると皮膚が乾燥したり毛艶が悪くなります。
オメガ3脂肪酸は犬の腎臓の病気などの悪化を遅らせることに役だつとされています。
抗炎症作用によって腎臓の炎症を軽減に期待ができ、腎臓への血流を対策できるとされています。
さらに、高血圧や心室性不整脈といった心血管障害を対策して、特定の癌の腫瘍の成長を防止し、大病の悪化と拡散を遅らせる働きもあるということが分かってきていますので、もしこれが本当であれば柴犬にも役立つことになります。
ネイチャーズバラエティはプロバイオティクスが配合
ネイチャーズバラエティのドッグフードにはプロバイオティクスが配合されています。
これは腸内環境を整える乳酸菌などの成分のことであり、体内から柴犬の健康をサポートしているのです。
消化管は犬の体内を守るものが多く存在しています。
犬は人間より多くの有害な細菌と接触していますが、消化器系の善玉菌のおかげで有害な細菌を処理することができるのです。
犬のいろいろな病気を防ぎたいという場合、消化管へ安定的に善玉菌を供給することが重要です。
善玉菌は外部からの敵を寄せ付けないように維持するために重要であり、消化管内の善玉菌と有害な細菌のバランスを整えるためにもネイチャーズバラエティのドッグフードは役立つとされています。
バランスが崩れると犬の消化器の問題が起こることはもちろん、免疫力が全体的に低下して他の健康上のトラブルも起こりやすくなるのです。
プロバイオティクスは食品の消化を助けるため、下痢や嘔吐といった消化不良によって起こる症状にも効果的です。
ネイチャーズバラエティ尿路疾患の対策にも良い?
柴犬の下部尿路で感染症が起こった場合、他の病気を引き起こして命に関わることもあるので注意が必要です。
特に雌犬は尿路感染症を起こしやすいということです。
尿路疾患の主な原因は尿中のpHレベルが崩れるということであり、アルカリ性に傾くことで発生しやすくなります。
健康な犬の尿はわずかにpHレベルが酸性となっており、細菌の増殖を防いでいます。
しかし、犬が穀物の多いドッグフードを食べた場合、pHレベルは酸性ではなくアルカリ性に傾いてしまいます。
pHレベルは犬の健康にとって重要なのですが、ネイチャーズバラエティには穀物が含まれていないため、pHレベルは酸性になります。
また、このドッグフードには希少価値の高いクランベリーが配合されていることもポイントです。
クランベリーには尿を酸性にする働きのあるキナ酸が多く含まれているため、柴犬の健康をサポートにも役立つことになります。
キナ酸は尿を酸性に保ち、尿路疾患の改善に効果を発揮してくれます。
ネイチャーズバラエティのドッグフードの原材料
ネイチャーズバラエティのドッグフードの原材料についてですが、種類がたくさんあるので、柴犬向きの「インスティンクト・ロウブースト・ベニソンフォーミュラ」を例に見てみると、このようになっています。
気になるところを、赤字にしていますが、ターキーミールとなっています。
このミールは何が利用されているのか、不透明なところがあるので、これが少し注意が必要な感じがしています。
ミールは肉粉とも呼ばれ、どの部位の肉が使われているかが分かりません。
親切なところは、しっかりとどのようなところを使っているのか説明書きがありますが、それがないので、ちょっと愛犬(柴犬)に本当におすすめできるのか?となると、疑問点は残ります。
ただ栄養的には、色々と配合しているので、この点は評価できると思います。
ネイチャーズバラエティのドッグフードの成分
コチラは上記で説明した「インスティンクト・ロウブースト・ベニソンフォーミュラ」の成分になります。
- 粗タンパク33.5%以上
- 粗脂肪21%以上
- 粗繊維質5%以下
- 粗灰分15%以下
- 水分8%以下
- カロリー391kcal/100g
成分については、特に何か気になるところはありません。
ネイチャーズバラエティのドッグフードの評価まとめ
ネイチャーズバラエティのドッグフードをまとめると、グレインフリー、無添加、栄養素がたくさん配合している、また犬の健康のことも考えている、このようにまとめる事ができます。
ただ懸念されるミールが使われていることに、先程も話しましたが疑問点が残ります。
もし原材料に、そのミールが使われていないのであれば高い評価はできると思います。
もしくは表示に「〇〇の部位を使っている」と表示があればミールを使っていても安心度は増します。
そのような厳しき見方をすると、市販のドッグフードよりもオススメはできるけど、ただもう少し安心度を上げたという事であれば、別なフードの方がオススメだと思います。
ただ缶詰タイプの方は、ミール系のものが使われていないで、使うのであればコチラの方が安心感があります。