ドッグフード!モッピープロの評価と特徴まとめ
今回はドッグフード「モッピープロ」を評価していきたいと思います。
モッピープロは、オーストラリアで誕生したドッグフードで、ブリーダー専用として開発されたものでした。
現在ではブリーダーだけでなく一般向けにも販売を開始しています。
そのため、無料サンプルを配布するなどして日本での普及に努めているようです。
オーストラリアで誕生したドッグフードですが日本の風土や環境に合わせて調整しており、厳密な品質管理のもとで生産されています。
日本ではあまり聞き馴染みのないドッグフードですが、本当に柴犬にとって良質なものなかを原材料などからみていきたいと思います。
モッピープロは5つのこだわりがあるドッグフード
ドッグフード「モッピープロ」は、ドッグフードを作るうえで5つのこだわりを大切にしています。
1つ目は、食物アレルゲンになりにくいラムとライスを主原料としていることです。
一般的にはチキンやビーフが使われていることが多いですが、あえてアレルギーを起こしにくいラム肉が使われています。
2つ目は、臭いを軽減するためにユッカを使用しています。
このユッカとはハーブの1種であり、愛犬の糞や息の匂いを軽減してくれる役目が期待できます。
そして3つ目は、毛並みの光沢を保つために多くの油とビタミンなどが配合されています。
とくに、人間にも良いとされる「魚油、なたね油、ひまわり油」や「ビタミンB群、ビタミンB6、ビタミンH」などが配合されており、毛並みの光沢だけでなく栄養素的にも健康を支えてくれる助けになります。
4つ目として、嗜好性を増すために「コプラミート」が使用されています。
コプラとはヤシ科の植物のことで、ヤシ科の植物の実などが入っており、愛犬の嗜好性を高めています。
最後に5つ目は、酸化防止剤として「天然由来のトコフェロールとローズマリー抽出物」が使用されています。
とくにこれらは、ケミン社という海外で天然物製品を製造しており信頼を得ている企業のものが使われています。
モッピープロでは、これら5つのこだわりがありますが本当に安全で安心なドッグフードなのでしょうか?
柴犬にもオススメできるものかどうか、原材料から判断していこうと思います。
モッピープロのレギュラーの原材料
モッピープロのレギュラーの原材料です。
小麦、ラム、米、家禽(チキン・ターキー等)、コブラミール、動物性油脂、コーングルテンミール、菜種油、ひまわり油、魚油、亜麻仁油、 ビタミン類[レチノール(A)、コレカルシフェロール(D3)、(E)、(K)、チアミン(B1)、
リボフラビン(B2)、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B群)、ピリドキシン(B6)、(B12)、葉酸]、
ミネラル類[銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム]、
ユッカフォーム抽出物、家禽ダイジェスト、酸化防止剤[トコフェロール、ローズマリー抽出物]
ドッグフード!モッピープロの原材料の評価
「モッピープロ」にはライフステージ別のラインナップがあるために主原料が少し異なっています。
そのため、今回は「モッピープロ レギュラー」を例に挙げてみていきたいと思います。
主原料として多く含まれているのは「小麦、ラム、米、家禽(チキン、ターキー等)」でした。
とくに肉類よりも小麦の方が多く含まれていました。
小麦はいわゆる穀類ですが、犬にとって穀類は適しているとは言い難い原材料という人も多いかもしれません。
でも適量であれば栄養価値としては高いものになりますが、今回のフードについてはベースとなっているので、愛犬(柴犬)には適しているのかは少し疑問が残ります。
そして、ラム肉が肉類のなかでは多く含まれていました。
ラム肉は牛肉や豚肉と比較したときにカロリーも低く栄養素も多く含まれています。
また、米も同じように多く含まれており、米も小麦と同様に穀類ではあります。
ただ、白米か玄米で異なってきますが非常に吸収率が高いことも特徴のひとつとなっており、ミネラルやビタミン類を多く含むだけでなく必須アミノ酸なども摂取できるため重要な栄養源だと考えられています。
これらラム肉や米はモッピープロが掲げている5つのこだわりのなかにもありますが、食物アレルゲン抑えていることから多く含まれています。
次に多く含まれいるのが「家禽(チキン・ターキー等)、コプラミール、動物性油脂、コーングルテンミール」でした。
家禽とは家畜の中でも鳥類のことを指しますが、主にチキンやターキー等というふうに記載されています。
恐らくラム肉だけでは足りない動物性タンパク質を補給するために配合されていると考えられますが、チキンやターキーだけならば純粋に評価はできると思います。
ただ、気になるのがターキー等という曖昧な表現です。
つまり、チキンやターキー以外の家禽類、つまりチキンミールなどが使用されている可能性も否定できないのです。
チキンミールとは限られた部位だけを使用するのではなく、さまざまな部位を混合したものを指すために比率や内容物が特定できません。
さらには、製造過程で防腐剤等がしようされていても記載する必要がないために、なにが配合されているかわからないという問題もあるために、安全性が懸念されます。
そのため、家禽(チキンやターキー等)に関してはあまい高い評価はできません。
同様に、動物性油脂に関してもどの動物からどのように抽出したものか判別できません。
恐らくは嗜好性を高めるために配合されていると考えられますが、家禽と同じように高くは評価できるものではありません。
そして、コーングルテンミールも使用されていました。コーングルテンミールとはコーンスターチを生成する際に生じる副産物のことです。
トウモロコシからデンプン質が抜けたものと考えて頂ければ大丈夫です。そのため、豊富な食物繊維が含まれており腸内環境を整える役割として混合されていると思います。
こちらは穀類ですが、デンプン質が抜けているために使用されていても問題はありません。
モッピープロではこだわりが見える一方で、あと一歩といった配合も目立つ結果となりました。
モッピープロのレギュラーの成分
モッピープロのレギュラーの成分です。
- たん白質20%以上
- 灰分7%以下
- 脂質12%以上
- 水分8%以下
- 粗繊維3.5%以下
- 代謝エネルギー320kcal/100g
ドッグフード!モッピープロの取扱店
ドッグフード「モッピープロ」は通常のホームセンターなどでは見かけにくいです。
そのため、公式のオンラインストアかネットショップを通じて購入するのがよいでしょう。
有名どころではアマゾンでも取り扱いがありました。
とくに転売目的の販売者も目立ちませんが、取り扱いが少ないため検討して購入するとよいでしょう。
公式URL:http://www.moppy-pro.jp/item/adult.html
ドッグフード!モッピープロの総合評価
今回は「モッピープロ」を紹介してきました。
独自の5つのこだわりでドッグフードを配合するなど評価できる点もありましたが、同時に不透明な部分もありました。
そのため、柴犬にも安心して与えられるかどうかという点では少し疑問は残ります。
とくに、肉類や動物性油脂で不透明な部分がありましたので、そこが改善されれば良いドッグフードといえるでしょう。
また、モッピープロでは無料で試供品を取寄せることが可能です。
ですので、一度この評価を読んで気になった方は試供品から試してみることをオススメします。
また似たような感じのもので国産のフードであれば下記のものが柴犬に抜擢すると思います。