ドッグフード!愛犬元気(柴犬用)の評価と特徴
今回は、ドッグフード「愛犬元気」について評価していきたいと思います。
「愛犬元気」は、大手「ユニ・チャーム・ペット」が販売しているドッグフードです。
主に、ドライタイプ、ソフトタイプ、ウエットタイプの3種類から構成されています。
とくに、取り揃えているラインナップが多く、全部で約30種類ほどになっています。
内訳としては、年齢や犬種別、サポート機能によって分けられており、柴犬用というラインナップも存在します。
では、このように豊富なラインナップがある愛犬元気ですが、本当に柴犬にとって安心安全なドッグフードなのかを解説していきます。
愛犬元気はドッグフードの種類が豊富にあることが特徴
ドッグフード「愛犬元気」は約30種類と豊富なラインナップが特徴の製品です。
また、犬種や年齢、サポート機能によって分けられており、愛犬に合わせた適切なものを選ぶことができるようになっています。
とくに、犬種別では柴犬用のドッグフードが用意されているのも特徴の1つです。
この柴犬用の愛犬元気では、皮膚の健康維持を重視しており「ビタミンA・B群、C、E」を配合した柴犬専用のドッグフードとなっているようです。
「愛犬元気」では美味しさを追求しており、愛犬に毎日喜んで食べてもらうことを目的としています。
たとえば、ドライタイプのドッグフードでは、肉の旨みと香りをしっかりとつけることで食いつきが増すように工夫されています。
他にも、缶タイプの場合は肉に比率を増やしていたり、パウチタイプの場合は良質な角切り肉を使用するなどして愛犬が喜んで食べることができるように配慮されています。
ドッグフード!愛犬元気(柴犬用)の原材料
愛犬元気(柴犬用)の原材料です。
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン粉、コーングルテンフィード、フスマ等)、肉類(チキンミール、ビーフミール、ポークミール、チキンエキス、ビーフパウダー等)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、豆類(脱脂大豆、大豆エキス)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、チーズパウダー、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)、ミルクカルシウム
愛犬元気(柴犬用)原材料を解説
美味しさには配慮している「愛犬元気」ですが、安全や健康面ではどうなのでしょうか。
「愛犬元気 柴犬用」を例に挙げて解説していきたいと思います。
まず、ひと目でわかるのが「穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン後、コーングルテンフィード、フスマ等)」が使われていることです。
一般的なドッグフードでは肉類が一番多く使われている場合が多いのですが、愛犬元気では穀類が一番多く配合されていました。
商品名には「ビーフ、緑黄色野菜、小魚入り」と書いてあるだけに、穀類が一番多いのは意外な結果ではないでしょうか。
穀類が悪いわけでもありませんが、ベースになっているのは評価としては高いとは言えません。
次に多く配合されているのが「肉類(チキンミール、ビーフミール、ポークミール、チキンエキス、ビーフパウダー等)」です。
この、チキンミールやビーフミールなどのミール系は質的には疑問点が残るものになります。
それは、このチキンミールやビーフミールといったものは製造過程で特定の部位の肉を使用するというよりは、多くの部位を混ぜて成型するタイプの肉だからです。
つまり、どこの部位をどれだけ使用しているかや肉そのものの鮮度がはっきりとしていません。
さらには、それらの肉にどれだけ防腐剤等をしようしているかも記載する必要がないために、本当に安全なものなのかがわからないのです。
そのため、これらミール系の原材料は使用されていない方が安心できるのです。
さらに、動物性油脂が次に多く使用されていると記載されています。
この動物性油脂も製造過程が不明瞭なものの1つです。
動物性油脂は、製造する際にどのような動物を使って抽出しているかがわからないのです。
つまり、どのような状態の動物からどの部位を使って抽出しているかが判然としないために、健康的とはいえない原材料なのです。
愛犬元気には多くの肉類が使用されていましたが、魚介類も使用されています。
「魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)」となっており、これもどのような魚をどれだけ使っているかがわからないものです。
乾燥小魚は、ドライタイプの場合はそのまま入っていることが多いのですが、フィッシュミールは栄養バランスの他に食いつきを増すためにいれることも多いようです。
前述してきたように、原材料としては適切と言えるものがあまり入っていない印象です。
愛犬元気(柴犬用)は添加物が多い?
「愛犬元気」の原材料にはミール系や穀類が多く含まれており、あまり良い印象を受けませんでした。
では、添加物についてはどうでしょうか。
「着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)」とあり、人口的な着色料が使用されています。
これらの人工着色料は人間にとってもあまり良くないとされており、最近では天然の色素が使われるようになってきました。
しかし、ドッグフードのなかにはいぜんとして人工着色料を使っているものが多く、この愛犬元気においても使用されていました。
もちろん、着色料によって愛犬の食欲が増すことはなく、人間にとっての見た目が優先され使われているのです。
したがって、人工着色料も健康的とはいえません。
ただし、「酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)」と記載されており、天然の防腐剤が使用されています。
このミックストコフェロールとは、ビタミンEのことです。
また、ハーブから抽出したエキスもビタミン系の役割を果たしており、腐敗しないように工夫されています。
防腐剤に天然のものが使用されているところは高評価です。
ドッグフード!愛犬元気(柴犬用)の成分
ドッグフード!愛犬元気(柴犬用)の成分です。
- タンパク質23.0%以上
- 脂質10.0%以上
- 粗繊維4.5%以下
- 粗灰分8.5%以下
- 水分10.0%以下
- エネルギー約360kcal
成分については普通だと思います。
ドッグフード!愛犬元気の販売店
ドッグフード「愛犬元気」は、アマゾンや楽天市場でも購入することが可能になっています。
とくに、設定されている価格帯が安価なため手に入れやすいドッグフードだともいえます。
ただし、販売されている価格帯には幅があるので気をつけて購入してください。
公式URL:http://pet.unicharm.co.jp/products-dog/4520699693032.html
ドッグフード!愛犬元気の総合評価
ここまでドッグフード「愛犬元気」について解説してきましたが、結論から申し上げますと、柴犬に適したフードは言えないところもあります。
やはり、使われている原材料のなかでも添加物が多く使用されている点において、オススメしにくいペットフードだとの評価です。
その変わり販売価格に反映されているので、安いという面については評価はできると思います。
人間目線よりも犬目線を優勢するのかどうか、ここでも評価は変わりますが、食べるのは人ではなくて犬になるので、やはり犬目線を優先するべきだとは思っています。
今回のような国産のフードで、良質なものでいうと下記のものがおすすめだと思います。