愛犬(柴犬)にわかめや昆布などの海藻類を与えても大丈夫なの?
愛犬(柴犬)に海藻のわかめや昆布などは与えても大丈夫なのか?
という事で、この件についてです。
海藻類というと、日本食ではお馴染みのもので、人間でいうと健康に良いイメージの食品でもありますが、でも犬にとってはどうなのか?
ここが気になる人もいると思います。
結論からいうとドッグフードにも配合されている事があって、問題なく食べることができるのですが、ただフードでないケース、例えば生でそのまま与えたいような場面もあると思います。
熱が入っているのか、それとも生の状態なのか、または与える量などによっても注意点は変わってきます。
という事で、海藻類は必要があるのか?
それらも含めてどのような事なのかについてまとめています。
なぜ海藻類を原材料にしたドッグフードがあるのか?
ドッグフードにも含まれることがある海藻類ですが、最初になぜフードに含まれているのか?ここを理解すると、その必要性の意味のようなものも理解できると思います。
犬は動物性の肉やそれに含まれる栄養素を分解しやすい体の作りをしていますので、肉類のタンパク質を少し多め与えることが良いとされていますが、その動物性たんぱく質をエネルギーにするときに多くのミネラルが必要になります。
要するに柴犬も含め犬は、ミネラルを体の中で作ることができない栄養素の1つなので、これをどこかで取らなけらばいけないという事です。
人間でいうとミネラルを取る場合は「塩」を取ることが手っ取り早いですが、犬の場合は人間と違い、塩分の量にはとても注意が必要になります。
元々、祖祖のオオカミの時代から塩を取ると習性はないので、海藻などから取る方が自然になってきます。
そのため肉だけでは補いきれないミネラルやビタミンなどをきちんと食事から取ることが必要があります。
ワカメや海苔などの海藻類はミネラルやカルシウム、食物繊維が豊富で、栄養価が高い食べ物です。
また、アルカリ性の食品なので、体に溜まっているサビ落としなどにも期待できます。
健康的に年を重ねたいと思っている若いワンちゃんや、老後も健康的に長生きしたいと思っているシニアのワンちゃんも定期的に取りたい食べ物になります。
そのためドッグフードにも含まれることが良くあります。
海藻の栄養素は何が優れいてる?
海藻といってもわかめや昆布など色々とありますが、含まれる栄養はバランスが大変よく取れていて、肉食よりの雑食である柴犬にとっては大変理想的な食品と言われますけど、具体的にはどのような栄養が含まれていて、それがどんな風に愛犬の健康にとって良いものなのでしょうか。
まず、特筆すべきは、犬の歯や骨を健康的に保つのに大切なカルシウムです。
肌や骨、内臓の健康的な働き、悪いものを外に出す働き、そして血圧や内臓の負担を軽減するのに必要なカリウムも含まれています。
それだけではなく、腸内環境を整えたり、消化を助けたりするために必要な食物繊維、体の抵抗力をあげたり、内臓の働きをよくしたり、肌や骨の健康にも必要なビタミンも入っています。
カリウム、食物繊維、ビタミンA、ビタミンK、などが含まれています。
また、胃の関係の病気の対策にも期待できるフコイダンや基礎代謝が上がるヨウ素なども入っています。
愛犬(柴犬)にとっては、良い栄養素になります。
海藻類を生で愛犬にあげる場合の注意点は3つある!
そんな健康に良い海藻類ですが、それなら生であげても良いのではないのか、と感じる人も多いのではないでしょうか。
実は海藻類は生で与えるよりもドッグフードとして与えるほうが健康にいいのです。
生で与える場合は色々と注意が必要になるからです。
3つの海藻類を例にあげて、生で与える場合の注意点をご説明いたします。
- 海苔
香りが良いので、ワンちゃんにも人気の海藻類の一つですが、塩分の高すぎる味付け海苔をあげるのは絶対にNGです。
焼き海苔をひとつまみ程度でしたら問題はないですが、毎食あげるのはNGです。
あげすぎには必ず注意しましょう。
- こんぶ
消化や衛生面も考えて、生のこんぶを与えることはやめましょう。乾物になっているものをそのまま粉末状にし、だしにして使ったりするのは問題ありません。
しかし、取り過ぎてしまうとお腹を下したりしてしまうので気をつけましょう。
- わかめ
生食で与えても問題ありませんが、乾いたものをあげる場合は気をつけましょう。
乾燥したわかめは胃の中で膨らむので、少量をあげるようにしましょう。
実は乾燥わかめを愛犬に与えて、一度トラブルを起こしている飼い主さんもいます。
このように、生食で与える場合は注意点がたくさんあります。
愛犬に海藻の与えすぎには注意する
犬に必要な栄養素を多く含んでいる海藻類ですが、だからといって与えすぎには注意が必要です。
特にドッグフードのような適量ではなくて、単品や手作りフードで与える場合は、適量になるように調整しましょう。
というのは、犬は海藻自体の消化を苦手としているところがあるためです。
生で与えるよりも熱を入れて、さらに細かくすることで、さらに消化の良いものになってきます。
多くの栄養素を持っていますが、消化されなければ意味がありません。
熱を入れるとビタミンなどは破壊されてしまうことになりますが、それでも消化の面を考えると、水と熱を使った方が愛犬(柴犬)のためになります。
そして与えすぎには注意にするようにします。
あくまでもメインにするのではなくて、脇役として適量にするようにします。
海藻を原材料にしたドッグフードの選び方のポイント
1つ目は、無添加であるもの、人口着色料や甘味料を使っていないものを選んでください。
一番気をつけたいのが、酸化防止剤、着色料、そして甘味料です。
これらが含まれているフードを与えてしまっては、せっかく健康のためを思って海藻類を原材料としたドッグフードを選んでいるのに台無しです。
気をつけたい部分ですね。2つ目は、ヒューマングレードという表示があるものを選びましょう。
「ヒューマングレード」とはすなわち、「人間が食べても健康に問題ないレベルの新鮮な食材を使っていますよ」というサインです。
ヒューマングレードでないフードというのは、人の体に害のある量の農薬が残っていたり廃棄物用の食材が含まれていたりするものが多いです。
犬の内臓機能は人よりも弱いので、ヒューマングレードでないものは柴犬の健康を害する可能性があります。
具体的におすすめフードでいうと、下記のものが愛犬(柴犬)におすすめできます。