柴犬に賞味期限が切れたドッグフードを与えても大丈夫?その答え!
愛犬(柴犬)に賞味期限が切れたドッグフードを与えても大丈夫?という事で、この件についてです。
買いだめして、知らないうちにそのまま日数が絶ってしまい、気がつくと賞味期限が切れている、そんな事もあたまにあると思います。
でもそのまま捨ててしまうのも何か勿体なさを感じて、心の中で「多分大丈夫でしょう?」という思いと、でも切れているという事は、やはり辞めた方が良いのでは?
この2つの気持ちから迷いになる事があると思います。
犬のためを思えば辞めた方が良いかも?、でもちょっとぐらいであれば大丈夫かも?
答えがでないまま、ちょっとした事ですけど、ここで悩んでいる人もいます。
という事で、どちらが正しいのかについてまとめています。
賞味期限が切れたドッグフードを愛犬(柴犬)に与えるのは自己責任
賞味期限が切れたドッグフードを愛犬(柴犬)に与えるのは自己責任という事が答えるになると思います。
これは柴犬だから!とうい事ではなくて、たままたコチラのサイトが柴向けのサイトなので、柴をテーマにしていますけど、どの犬種についても、期間が切れたドッグフードを与えることに関しては、自己責任という事になります。
何ともハッキリとしない答えなのですが、理由は食品に記載されている期限自体が曖昧のためです。
曖昧というと、おかしな感じもすると思いますけど、その曖昧になっているのが現状だからです。
では食品やペットフードの期限をどのように決めてるのかです。
ドッグフードの賞味期限の意味について
ドッグフードの賞味期限は、一体どのように決めているのかですが、まずはこの表示の意味についてです。
日本語ってとても分かりづらい表現になることがありますけど、上記で言いたいのは「期限が切れても、犬に餌として与えてしまう恐れもあるので、余裕を持った期限にして下さい」
このような表現になっているわけです。
そうすると、余裕を持った期限で記載されているという事は、少しぐらい期限が切れても問題がないという判断になると思います。
でも大丈夫という保証はないわけです。
期限内は、あくまでも「それは私たちが決めた期限なので、期限内であれば責任は持ちますよ!でも期限が過ぎたものに関しては自己責任でお願いします!」
このようになっているわけです。
余裕を持った期限を記載していとしても、それを過ぎた場合は、保証ができないというわけです。
ですから万が一何かあった場合、それは自己責任の範囲でお願いね!でも余裕をもった期限でつけていますから!という曖昧なのが賞味期限です。
これはドッグフードだけではなくて、他の食品についても同じで、その期限を過ぎると絶対に食べられないこはないかもしれない、でも「自己責任ね!」と、なっているわけです。
ここは「期限が切れたら捨てて下さい!食べられませんから!」としてしまうと、とてもスッキリとするのですが、そうなっていない事に答えが賛否両論になってしまいます。
ドッグフードの賞味期限はどのように決められているの?
ではどのようにドッグフードの賞味期限を決めているのかですが、これはドッグフードを製造している製造業者、もしくは分析をしてくれる会社に頼んで決めているケース、この2つに分かれると思います。
どのような事から期限の判断しているのかは、下記のような試験からです。
- 理化学試験
- 微生物試験
- 官能試験
となっています。
1つ1つ説明していくと、難しい内容になってきますけど、まとめると「科学的な根拠を持って決めている」このような事になります。
「それであれば安心!」と思う人もいると思いますが、でも上記の3つの試験は必ずしなければいけない事でもありません。
理由はすでにサンプルデータがあるためです。
そのサンプルデータを元に計算していくと、賞味期限が分かるようになっているからです。
例えばドッグフードの賞味期限が1年となっていても、1年放置して実験をしたわけではないわけです。
缶詰タイプも同じで、2年の期限があっても、2年放置してどのようになるかを実験しているわけでもないという事です。
すでに科学的根拠があるサンプルから計算されて、自由に製造業者や販売者が決めることができるようになっています。
ドッグフードもある程度、どのぐらいの期限なのかは、サンプルデータがあるので、後は、それに「さつまいも」を混ぜると「このぐらいの期限になるね!」とか「これを足すと1年ぐらいになるね」とか「こうすると期限が伸びるね!」とか、そんな感じで決めていることもあるわけです。
ただ中には、分析をしてくれるところに頼んで、しっかりとした賞味期限を決めるところもあるかもしれませんけど、現状はサンプルデータから計算されて、製造業者が決めている事がほとんどだと思います。
そのためどのドッグフードの賞味期限は、どの会社も足並み揃えて同じである事が多いと思います。
ドライタイプであれば1年ぐらい、ウェットタイプの缶詰であれば2年ぐらいと、なっている事が多いと思います。
賞味期限が切れたドッグフードを愛犬(柴犬)に与えるのは辞めた方が良い
それでは賞味期限が切れたドッグフードを愛犬(柴犬)に与えることは、どうなのか?という事ですが、これは辞めた事に越したことはないという事が答えになると思います。
余裕を持った期限の表示だったとしても、それを過ぎてから食べることへの影響は、予測をすることができないからです。
例えば保存状態によっても変わってきます。
冷蔵庫に入れて1年保管していた、イヤ常温でその辺で保管していた、これだけでも品質は変わってくる事になります。
そして気候などにも左右されてきます。
関東や関西、南方面であれば、全国的に見ても気温は高いし、北方面にいくと気温は低くなりますけど、そのような温度などにも左右されてきます。
保存状態は、その地域でも違うことが分かります。
食品が腐るという事は、一般的に腐敗菌が繁殖することを言いますけど、その菌が繁殖に必要なのが、水分や栄養や温度です。
気温が高いところに置いておけば菌の活動は活発になるし、そして水分やちょっとした栄養があれば繁殖をしていく事が可能になります。
そのため腐らないように、温度の低い冷蔵庫で多くの食品を保存している事になります。
ほとんどはドライタイプのフードを使っているケースが多いと思いますけど、ドライタイプは腐らないように水分を抜いたフードの事です。
でも完全に水分がないわけではなくて、10%前後は含んでいることになるので、いずれは腐敗する事になります。
そして油脂、フードには脂も混ざっている事になりますが、油脂も時間の経過によって有害なものになってきます。
分かりやすくすると鉄がサビたような状態で、有害な物質が誕生します。
1年も油を放置すると、色が変色して匂いも異臭になることと一緒です。
人間の都合でいうと賞味期限が切れても大丈夫かもしれないと判断してしまいがちですが、愛犬(柴犬)の健康を本当に考えるのであれば、そのような判断にはならないと思います。
またドッグフードについても、できる限り良いものを与えたいと自然に思うはずです。
ドッグフードはできるだけ新鮮なものを与えるようにする
そして、これは誰もが理解している事だと思いますけど、やむを得ない理由がないのであれば、賞味期限が迫っているものではなくて、できる限り新鮮なものを与えるようにした方が良いと思います。
今は無添加のフード、生肉などを使っているところもあるので、品質が長時間持ちづらくなっているものが多いと思います。
あくまでも賞味期限は目安として、その前に使ってしまうことが愛犬(柴犬)のためになると思います。
そして開封した場合の期限は、さらに短くなって、期限があってないような状態になるので、できるだけ早くに使ってしまう事が無難はことになります。
取り寄せる場合は、まとめた個数を取り寄せるにしてもできるだけ少なめで、理想は1ヶ月に1回ぐらい、もしくは2ヵ月に1回ぐらい取り寄せる方が理想だと思います。
やむを得ない場合は賞味期限が切れていても与えても良い?
これはやむを得ない場合は、考えないようにした方が良いと思います。
考えられることは、地震や水害などの災害の時で、この時は流通などはすべてストップしてしまうので、新しいものを取り寄せることができなく、賞味期限が切れたものを与えざるを得ないときもあるかもしれません。
このケースぐらいだと思います。
本当にやむを得ない状況、そんなときは一歩譲ることも、時には大事になってくるかもしれません。
でもどこまでいっても、期限が切れたものに関しては自己責任になってきます。
ここからは、飼い主さんの判断にゆだねるしかないと思います。